通訳案内士の団体が国交相に支援要望 コロナ影響で収入大幅減

外国人に観光ガイドを行う国家資格「全国通訳案内士」でつくる団体が、新型コロナウイルスの影響で収入が大幅に減っているとして、斉藤国土交通大臣に支援を求めました。

「全国通訳案内士」は、外国語で観光ガイドや日本文化の紹介を有償で行う国家資格で、13日、通訳案内士でつくる2つの団体が国土交通省を訪れ、斉藤国土交通大臣に要望書を手渡しました。

このうち一つの団体が、所属する1000人を対象に行った調査では、去年、通訳案内士としての収入がほぼゼロだった人は、回答した489人のうち79.8%に上ったということです。

このため要望書では、新型コロナの影響の長期化で仕事の機会がほとんどなくなり、転職や廃業を余儀なくされるケースも出ているとして、すでに給付されている個人事業主などを対象とした給付金を、今年度も継続することなどを求めています。

要望書を提出した全日本通訳案内士連盟の松本美江理事長は「新型コロナの影響で仕事がない状態が3年目に入り、経済的にも精神的にも限界がきている。このままだと転職や廃業がさらに増加し、インバウンドが戻った時に通訳案内士が不足することを懸念している」と話していました。