銀歯素材パラジウム合金高騰 厚労省 材料価格を臨時に見直しへ

ロシアへの経済制裁などに伴い、歯科の治療に使われる銀歯などの素材のパラジウム合金が高騰し、医療機関の経営に影響が出ているとして、厚生労働省は診療報酬を決める際のもとになる材料価格を来月、臨時に見直す方向で調整を進めています。

ウクライナ侵攻を受けたロシアへの経済制裁などに伴い、歯科の治療に使われる銀歯や詰め物の素材のパラジウム合金が高騰していることから、日本歯科医師会などは医療機関の経営に影響が出ているとして、政府に支援策を講じるよう求めています。

こうした中、厚生労働省は、医療機関に支払われる診療報酬を決める際のもとになるパラジウム合金の材料価格を来月、臨時に見直す方向で調整を進めていて、13日に開かれる中医協=中央社会保険医療協議会でこうした方針を説明することにしています。

厚生労働省によりますと、パラジウム合金の材料価格は、3か月に1度、見直されることになっていますが今月から30グラムあたり9万4470円に引き上げられたばかりで、医療機関が実際に仕入れる際の市場価格は、これを上回る事態も起きているということです。