岸田首相 スタートアップ企業の資金調達へ大胆な支援を強調

岸田総理大臣は「新しい資本主義実現会議」の会合で、コロナの収束後を見据えた経済システムの再構築に向け、スタートアップ企業の資金調達を支えるための大胆な支援を行っていく考えを強調しました。

総理大臣官邸で開かれた「新しい資本主義実現会議」には、岸田総理大臣や山際経済再生担当大臣、それに民間の有識者らが出席し、コロナの収束後を見据えた経済システムの再構築などについて意見を交わしました。

この中で岸田総理大臣は「第一にスタートアップの育成だ。官民の役割分担をしたうえで、5か年計画を作成し、実行のための司令塔機能を明確化する」と述べたうえで、スタートアップ企業の資金調達を支えるための大胆な支援を行っていく考えを強調しました。

また、海外の大学の誘致を含め、周辺にスタートアップ企業が集積する大学の整備を進めるとともに、優れたアイデアや技術を持つ若い世代の人材に対する支援策を抜本的に拡充する考えを示しました。

一方、岸田総理大臣は、企業への投資の判断にあたって人的資本の情報も重視される仕組みが確立するよう、ことし夏をめどに指針を策定する考えを明らかにしました。