ワクチン3回目接種率 20代と30代は20%台

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種率が初めて全国で年代別に公表され、70代以上は80%を超えた一方、20代と30代は20%台にとどまり、若い世代ほど接種率が低い実態が浮き彫りになりました。

政府が11日、公表した最新のワクチン接種記録システムのデータによりますと、国内で3回目の接種を受けた人は5754万7225人で全人口の45.4%となっています。

年代別の全国の接種率も初めて公表され、
▽最も高かったのが80代で88.4%、
▽次いで70代が86%、
▽65歳から69歳が77.8%と、高齢者では比較的高くなっています。

一方、いわゆる現役世代では
▽60歳から64歳が66.7%、
▽50代が51.3%、
▽40代が33.8%と年代が若くなるほど低下しています。

特にこれから接種が本格化する
▽30代では25.9%、
▽20代は24%、
▽12歳から19歳は5.4%と、若い世代の接種率の低さが浮き彫りになっています。

厚生労働省によりますと、今月5日までの1週間の全国の新規感染者のうち20代は最も多い18%を占めていて、国は自治体の接種会場で大学生が接種を受ける費用を負担するなど若者への接種を促していくことにしています。