東北電力 10日に「出力制御」初実施へ 事業者に発電停止求める

東北電力ネットワークは太陽光発電の供給が増えすぎて大規模停電になるのを防ぐため、10日、発電事業者に発電を一時的に停止させる「出力制御」を行うと発表しました。東北電力管内で出力制御が行われるのはこれが初めてです。

東北電力の管内では再生可能エネルギーの導入量が増えていて、このうち太陽光は去年12月末の時点で2012年度末と比べ19倍に増えて東北の原発7基分に相当する725万キロワットに上っています。

一方、電気は発電量と消費量が常に一致するよう保たれているため、仮に太陽光や風力の発電量が増えすぎて需要とのバランスが崩れると、発電所が自動的に止まり、大規模停電になるおそれがあります。

東北電力ネットワークによりますと、10日、日曜は企業の電力需要が減少する一方、晴れて太陽光の発電量は大幅に増えると見込まれています。

このため東北電力ネットワークは大規模停電になるのを防ごうと、10日、発電事業者に発電を一時的に停止させる「出力制御」を行うと発表しました。

出力制御は太陽光発電が盛んな九州ではたびたび行われてきましたが、東北電力管内で行われるのはこれが初めてです。

時間帯は10日午前8時から夕方4時までで、9日の時点で管内にある太陽光と風力の発電所101か所が対象になるということです。

東北電力ネットワークは「今後も電力需要が1年で最も少ない大型連休を中心に出力制御を行う可能性がある」としています。