生活苦の世帯に食料提供 都内の団体 原材料価格高騰に不安の声

原材料価格が高騰するなか、生活が苦しい世帯に食料を提供している都内の団体からは、ロシアのウクライナ侵攻などの影響も加わるとこれまでと同じように食料が確保できるかどうか不安の声が上がっています。

東京 八王子市の任意団体「すずらん食堂」は、生活が苦しい世帯に月に2回、無料で食料を配る「フードパントリー」を行っています。

活動は3年前から行っていますが、新型コロナの感染拡大の影響で職を失うなどして希望する家庭が増え、いまはおよそ50世帯まで増加しました。

団体では、近所のパン屋から、無償でパンの提供を受けていますが、小麦価格の高騰で今後、影響が出ないか心配しています。

また、パン以外の食材は近所の農家や企業から提供を受けたり、都などの補助金を活用して購入したりしていますが、ロシアのウクライナ侵攻の影響も加わって食材の価格が上昇すると、これまでと同じ量を確保できるか不安だといいます。

「すずらん食堂」の小林鈴子代表は「ふだんから配るための食料は足りずぎりぎりの状況ですが、パンや油が値上がりしていて心配です。こうした状況を知ってもらい、いろんな人に協力いただければありがたいです」と話していました。