コロナ入院患者の症状推移や治療状況などまとめたサイト公開

これまでに新型コロナウイルスで入院した国内の患者、数万人分のデータをもとに症状の推移や治療の状況などの情報を分かりやすくまとめたウェブサイトを国立国際医療研究センターなどのグループが公開しました。

国立国際医療研究センターでは全国の700余りの医療機関と共同で、新型コロナで入院した患者のデータを分析する研究を進めていて、これまでに6万3000人以上のデータが登録されています。

公開されたウェブサイトではこれらのデータをもとに、新型コロナが国内で初めて確認されたおととし1月からこれまでに、重症患者数がどう推移したかや、主な症状、それにどんな治療が行われたかなどの情報がグラフでまとめられていて、期間や都道府県などを選んで表示させることもできます。

データは、今後も随時、更新されるということです。

ウェブサイトを公開した国立国際医療研究センターの松永展明 臨床疫学室長は「最新の情報が分かるので主に医療従事者に参考にしてもらい地域や期間ごとの新型コロナの特徴の違いなどを把握して患者さんの治療や説明に役立ててほしい」と話しています。