ウクライナで軍事侵攻の犠牲となった人たちを追悼 東京 渋谷

ロシアによる軍事侵攻で犠牲になったウクライナの人たちを追悼しようと都内で集会が開かれ、人々が祈りをささげました。

これは日本に暮らすウクライナ人などの呼びかけで行われたもので、8日夜、東京 渋谷区の国連大学の前には、ウクライナ人や日本人などおよそ100人が集まりました。

主催したウクライナ人の男性が「ブチャでは多くの人が亡くなり、犠牲者の数がわからない都市もある。みなで戦争を止めよう」とあいさつしたあと全員で黙とうをささげました。

そして参加した人たちは青と黄色の花をあしらった花束をウクライナの国旗の上に手向け、平和への願いを込めて「PEACE」という文字の形に並べたキャンドルに明かりをともして犠牲者を悼みました。

国連によりますと、ロシアによる軍事侵攻が始まってから今月6日までにウクライナでは少なくとも1611人の市民が死亡したということです。

千葉市から参加した26歳の会社員の女性は「日本では関わることなく過ごすこともできますが、ウクライナで起きていることに無知でいたくないと思い、参加しました。これ以上、命が失われないでほしい」と話していました。

3歳の娘と参加した東部ドネツク州出身の女性は、「現地の様子を見て心が痛めつけられました。ウクライナの平和を望みます。軍事侵攻を忘れないし、決して許しません」と涙ながらに話していました。