自民 世耕参院幹事長 “生活苦しい子育て世帯に10万円給付を”

物価の上昇を踏まえた緊急対策をめぐり、自民党の世耕参議院幹事長は、生活が苦しい子育て世帯を中心に、新たに10万円の現金給付の実施が必要だという考えを示しました。

ウクライナ情勢に伴う物価の上昇を踏まえた緊急対策をめぐり、自民党の世耕参議院幹事長は記者会見で、参議院自民党の勉強会として生活に困窮する人への支援を盛り込んだ緊急提言をまとめたと明らかにしました。

この中では、新型コロナの影響が長引く中、物価の高騰を受けて子育て中の家庭での貧困が深刻になっているとして、生活が苦しい子育て世帯を中心に夏休みの前までに新たに10万円の現金給付の実施などを求めています。

世耕氏は記者会見で「子育て家庭を支援するNPOからヒアリングをした結果、18歳以下の10万円相当の給付の効果が切れてきていて、夏までにもう1度、支給が必要だという痛切な声を聞いた」と述べたうえで、新たな現金給付は今年度予算の予備費の範囲で実施し、対象世帯の範囲などは政府が決めるべきだという認識を示しました。