豪華寝台列車「ななつ星」長崎などめぐる新ルート発表 JR九州

JR九州は、豪華寝台列車「ななつ星」の今シーズンの運行ルートを発表しました。
ことし秋の西九州新幹線の開業に合わせて、新たに長崎県の雲仙市などをめぐるルートを設けました。

JR九州が運行する「ななつ星」は豪華な客室に宿泊しながら九州各地をめぐる人気の寝台列車で8日、東京都内でことし10月から来年3月にかけて運行するルートが発表されました。

今回は、ことし9月に長崎駅と佐賀県の武雄温泉駅を結ぶ西九州新幹線が開業することに合わせて、長崎県の雲仙市などをめぐるルートを新たに設けました。

JR博多駅を出発して大分県や熊本県を列車で周遊したあと、フェリーで長崎県内に入って雲仙の温泉を楽しんだり、島原鉄道に乗車したりできるということです。
また2013年の運行開始以来、初めて車内の一部を改装しました。

新型コロナの感染拡大で少人数での旅行が好まれるようになったことから、客室を14室から10室に減らすとともに、最大の乗車人数も従来より10人減らして20人にしました。

さらに茶室やお酒が楽しめるバーを新たに設けました。

JR九州の松尾英典クルーズトレイン本部長は「感染拡大でなかなか外出ができない中、地域を元気にしていきたい。新ルートでは雲仙などのすばらしい観光資源を発信したい」と話していました。