小池都知事 “若い世代も3回目接種を” 入学や入社機会を活用

東京都の小池知事は、若い世代で、感染が多くなっているものの3回目のワクチンの接種率が低いことをうけて、「感染の連鎖を断ち切るためにも若い世代の方々に接種していただくことが重要だ」と述べ、入学や入社といった機会を活用して接種を強力に進めたい考えを示しました。

東京都によりますと、都内で確認された新型コロナウイルスの感染者のうち20代の割合は3週連続で上昇し、今週月曜日までの1週間で全体のおよそ2割を占め、最も高くなりました。

一方で、3回目のワクチン接種率は7日時点で、65歳以上の高齢者が82.5%なのに対し、20代は26%にとどまっています。

こうした状況について、小池知事は8日の記者会見で「BA.2は感染力があるからこそ置き換わっているわけで、若い方々のワクチン接種を進めることで拡大を抑えていきたい」と述べました。

そのうえで、「都は、若い世代が新入生や新社会人になるこの機会をとらえて、接種を強力に推進している。感染の連鎖を断ち切るためにも若い世代の方々に接種していただくことが重要だ」と述べ、重ねて、3回目の接種を呼びかけました。