沖縄県 新型コロナ 新たに1328人感染確認

沖縄県が8日、新たに新型コロナウイルスに感染が確認されたと発表したのは1328人で、先週の金曜日よりおよそ200人多くなっています。

県の発表によりますと、新たに感染が確認されたのは1328人で、先週の金曜日より203人増え、4日連続で1000人を超えています。

年代別では多い順に
▼30代が227人、
▼10代が225人、
▼10歳未満が224人、
▼40代が216人、
▼20代が192人、
▼50代が114人、
▼60代が62人、
▼70代が33人、
▼80代が24人、
▼90歳以上が10人、
▼確認中は1人となっています。

地域別では多い順に
▼那覇市が323人、
▼浦添市が121人、
▼うるま市が118人、
▼沖縄市が103人、
▼宜野湾市が96人、
▼名護市が64人、
▼豊見城市が61人、
▼石垣市が47人、
▼南城市が44人、
▼糸満市が41人、
▼宮古島市が40人です。

そのほかの町村は保健所の管轄別に、
▼中部保健所管内が123人、
▼南部保健所管内が110人、
▼北部保健所管内が24人、
▼八重山保健所管内が5人で、このほか、
▼県外が8人となっています。

推定される感染経路は
▼家庭内が424人、
▼友人・知人が88人、
▼職場内が71人、
▼施設内が30人、
▼飲食が9人などとなっていて、704人が調査中です。

これで県内で確認された感染者は合わせて13万1516人となりました。

新型コロナ患者用の病床使用率は8日現在、39.9%となりました。

248人が入院していて、国の基準での重症は5人、中等症105人で、人工呼吸器を使った治療を受ける県の基準での重症者は7日と同じ2人です。

このほかアメリカ軍から県に対し合わせて64人の感染が確認されたと連絡があったということです。

松野官房長官「感染状況など注視 適切に対応」

沖縄県の新型コロナの新規感染者は先月30日からほぼ連日1000人を超えていて、沖縄県の玉城知事は「第7波に突入したものと認識せざるをえない」と述べ、対策を強化していく考えを示しています。

これについて松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「厚生労働省の専門家会議では沖縄県の直近1週間の新規感染者数が増加に転じ、10万人当たりの新規感染者数は全国で最も多い一方、病床使用率はおよそ3割だと分析、評価されている」と指摘しました。

そのうえで「政府としては今後しばらくは『平時への移行期間』として、コロナ対策の全体像で準備してきた保健医療体制をしっかり稼働させていくことを基本に感染状況や医療の状況を注視し、県や専門家とも連携して適切に対応していく」と強調しました。