「隅田川花火大会」3年連続中止 “十分な感染防止対策困難”

東京の夏の風物詩として知られる「隅田川花火大会」は、新型コロナの感染防止のための十分な対策が難しいとして、3年連続で中止することになりました。

「隅田川花火大会」は、東京の夏の風物詩として知られていますが、新型コロナの影響でおととしと去年は中止となりました。

隅田川花火大会実行委員会はことしの開催について協議を続けてきましたが、8日、3年連続で大会を中止にすることを正式に決めました。

実行委員会は理由について、現在も感染収束の見通しが立たず例年どおりだと90万人の来場が見込まれる中、国が示すイベントの感染防止策のうち、来場者の密集の回避や連絡先の把握を行うのが難しいことなどをあげています。

そのうえで「開催に向けて努力してきたが中止になり本当に残念だ。来年こそは開催できるよう準備を進めていきたい」とコメントしています。