岸田首相 国と民間の石油備蓄から1500万バレル放出を明らかに

岸田総理大臣は、IEA=国際エネルギー機関の加盟国と協調して、国家備蓄と民間備蓄から合わせて1500万バレルを放出することを明らかにしました。

岸田総理大臣は記者団に、先週のIEAの閣僚会合を受け、1億2000万バレルの石油備蓄の放出が決定されたと説明したうえで、国家備蓄と民間備蓄から合わせて1500万バレルを放出することを明らかにしました。

そして「IEAに割り当てられた量の1.5倍に当たる1500万バレルの放出はアメリカの6000万バレルに次ぐ規模の放出量だ。日本として、1978年に国家備蓄制度が始まって以来、初めて備蓄の放出に踏み切ることにした」と述べました。

また「エネルギー市場の安定化は重要で、引き続き産油国への働きかけに努めるとともに、日本としてできることに前倒しで取り組んでいく」と述べました。