【解説】ウクライナ侵攻「少なくとも数年 」米で長期化懸念も

ロシアによるウクライナ侵攻、アメリカ政府からは長期化する可能性を指摘する発言が出始めています。

5日、議会下院の公聴会でアメリカ軍の制服組トップのミリー統合参謀本部議長は「ウクライナでは今も地上戦が続いているがこれはロシアが起こした非常に長期化する争いだ。10年かかるかはわからないが、少なくとも数年であることは間違いない」と述べました。
そして「NATO=北大西洋条約機構やアメリカ、それにウクライナを支援するすべての同盟国や友好国は長い間、関与することになるだろう」と指摘し、ウクライナや周辺地域の安定に向けて関係国は長期にわたる関与が必要になるという認識を示しました。

アメリカ政府からは東部のルハンシク州とドネツク州で戦闘が長期化するという見方が出ているほか、ロシア軍が仮にこの二州を制圧しても戦闘を終わらせないのではないか という見方も出始めています。

国際報道2022 油井秀樹キャスターの解説です。

(動画は2分33秒です。データ放送ではご覧になれません)。