コロナワクチンの使用済み注射器 誤って小学生に刺す 西東京市

東京 西東京市は、新型コロナウイルスのワクチンの子どもを対象にした接種会場で、誤って使用済みの空の注射器を小学生の女の子に刺すミスがあったと発表しました。

西東京市によりますと、今月2日、市内の商業施設に設けられた新型コロナウイルスのワクチンの5歳から11歳の子どもを対象にした集団接種会場で、看護師が使用済みの空の注射器を誤って小学生の女の子の腕に刺しました。

看護師が薬剤を注入しようとしたところ、すでに注射器が押し込まれた状態になっていたため、ミスに気付いたということです。

使用済みの注射器は廃棄ボックスに入れることになっていましたが、担当の看護師は、前の子どもにワクチンを打ったあと机の上のトレーに置いてしまい、そのまま使用してしまったということです。

市は、子どもと保護者に謝罪するとともに、今後も健康観察を行うことにしています。

西東京市は「廃棄ボックスを置く場所を担当者の近い場所にして、使用済みの注射器は廃棄するよう徹底したい」と話しています。