水際対策緩和で受け入れ再開 外国人技能実習生が研修 和歌山

新型コロナウイルスの水際対策が緩和されたことを受け、和歌山市の団体は外国人技能実習生の受け入れを1年3か月ぶりに再開し、タイから入国した7人が6日から研修を受けています。

外国人技能実習生の受け入れを再開したのは、和歌山市にある「国際ビジネス情報協同組合」で先週、タイから入国し、新型コロナの隔離期間を終えた実習生7人が6日から研修を始めます。

組合の代表が「日本で得た知識を生涯役立ててほしい」とあいさつしたあと、実習生たちは、ノートに日本語で自分の名前を記入するなど、研修に向けて準備をしていました。

組合によりますと、新型コロナの感染拡大による入国制限で、7人は、長い人で予定より1年3か月入国が遅れました。

実習生たちは、これから1か月間、日本語や交通ルールなどの生活に必要な知識について学んだあと、製造業などの企業で実習を始める予定です。

塗装業の実習生のジョームカムシン・スタットさんは「入国できてうれしかったです。日本語を6か月くらい勉強してきました。もっと勉強して、日本で働きたいです」と話していました。

組合の岩倉敏浩専務理事は「やっと来てくれたという気持ちです。日本の生活に慣れてもらえるようサポートしていきたい」と話していました。