
全国初 女子大学に工学部設置 新入生が学部の説明会に 奈良
奈良女子大学が今年度から全国の女子大学としては初めて工学部を設置し、5日、1期生となった新入生が学部の説明会に臨みました。

奈良市内のホールで行われた説明会には、今年度、工学部の1期生として入学した48人が参加しました。

榊裕之理事長が、「全国の工学部では、これまで女性の比率が10%を超えないという『10%の壁』に苦しんできた。皆さんは、世間にある偏見や思い込みを克服する勇気を持っているので、今後の活躍を期待したい」とエールを送りました。
続いて、20人余りの指導教員がそれぞれの専門科目を紹介し、新入生たちに、「自分の興味に従って自由に学び、自分自身のキャリアをつくってほしい」と呼びかけました。
奈良女子大学の工学部には、情報や材料工学など4つの専門分野が設けられていますが、入学段階から専門分野が分かれている従来の工学部とは異なり、分野を問わず幅広く知識を深めたうえで、3年の後期から専門分野を選択するカリキュラムが特徴だということです。
続いて、20人余りの指導教員がそれぞれの専門科目を紹介し、新入生たちに、「自分の興味に従って自由に学び、自分自身のキャリアをつくってほしい」と呼びかけました。
奈良女子大学の工学部には、情報や材料工学など4つの専門分野が設けられていますが、入学段階から専門分野が分かれている従来の工学部とは異なり、分野を問わず幅広く知識を深めたうえで、3年の後期から専門分野を選択するカリキュラムが特徴だということです。

新入生は、「男性が多い環境では萎縮してしまいそうだったので、この大学の工学部を選びました。いろいろなことを学んでいきたい」とか、「情報分野に興味があるので、これから勉強して世の中の役に立てる人になりたいです」などと話していました。
新入生たちの授業は、来週11日から始まります。
新入生たちの授業は、来週11日から始まります。