ウクライナやロシア関連の書籍に関心高まる 都内の書店

ウクライナから日本に避難してきた人は5日、政府専用機で到着した人たちなど、すでに400人を超えています。こうした中、都内の書店ではウクライナ語の入門書が売り切れになるなど関心が高まっています。

東京 池袋の大型書店では、ロシアによる軍事侵攻が始まってすぐ、ウクライナやロシアに関する書籍を集めた特設コーナーを設けていますが、客からの問い合わせが相次いでいるということです。

コーナーには、およそ100点が置かれていて、ウクライナの歴史やロシアの軍事に関する新書などが売れているほか、最近では通常は半年に1冊ほどしか売れないウクライナ語の入門書も品薄や売り切れになっているということで、6日も開店直後から足を止める客の姿が見られました。

訪れた50代の男性は、「ウクライナに対する関心が高まったり、深まったりしていると思います。日本に避難してくる人には過剰に気を遣うのでなく、自然体で接していきたいと思います」と話していました。
特設コーナーを担当する「ジュンク堂池袋本店」の安斎千華子さんは、「いろいろな見方があるので、ウクライナもロシアも含め、今まで書かれてきたさまざまな本を冷静に見ていただきたい。今後、ウクライナの方と接する機会が増えるかもしれないので、その時の手助けになる1冊が見つかればと思います」と話していました。