日英外相 “民間人殺害許されず” ロシアへの圧力維持で一致

林外務大臣はイギリスのトラス外相と電話で会談し、ウクライナの首都キーウ近郊で多くの市民が死亡しているのが見つかったことについて、この民間人の殺害は断じて許されず、国際社会が結束してロシアへの圧力を維持していくべきだという認識で一致しました。

電話会談はイギリス側の呼びかけで、5日午後4時半からおよそ20分間行われました。

この中で林大臣は、自力で渡航するのが困難なウクライナからの避難民20人を、ポーランドから政府専用機に乗せて日本で受け入れたことを説明し、トラス外相は高く評価する考えを示しました。

そして両外相は、ウクライナの首都キーウ近郊で多くの市民が死亡しているのが見つかったことについて、この民間人の殺害は断じて許されないとして、ともにロシアを厳しく非難しました。

そのうえで国際秩序の根幹を守り抜くため、G7=主要7か国を中心に国際社会が結束して、制裁を含めロシアへの圧力を維持していくべきだという認識で一致しました。

また「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力についても議論し、7日にベルギーで開催予定のG7の外相会合も含め、引き続き連携していくことを確認しました。