JR東日本 ホームドア設置 利用者も負担 主な路線で10円上乗せ

JR東日本は、転落防止のホームドアの設置などにかかる費用を利用者にも負担してもらうため、来年春から山手線など首都圏の主な路線の運賃について10円を上乗せすることになりました。

JR東日本の発表によりますと、運賃の値上げは、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の山手線や中央線、京浜東北線、常磐線など首都圏の主な路線の区間が対象です。

来年3月ごろから1回の乗車につき10円、通勤の定期では6か月で1420円を上乗せしますが、通学の定期は対象外となります。

国土交通省は、転落防止のホームドアの設置が進まないことから、鉄道会社が運賃にその費用を上乗せして利用者に負担してもらう制度を設けました。

JR東日本はこの制度の利用を5日、国に届け出ました。

現在、首都圏の路線のホームドアの設置割合は先月末でおよそ2割にとどまっています。

JR東日本は費用を運賃に上乗せすることによって、ホームドアの設置などにかかる費用、およそ5900億円のうち、3000億円程度を賄う計画です。

これによって、2031年度末までに96%のホームに設置することを目指しています。

JR東日本の深澤祐二社長は「利用者の負担分を有効に使うことで、小さい駅でもホームドアなどを整備していきたい」と述べました。