避難民の生活支援 ウクライナ語・日本語の辞書作成しHPで公開

ウクライナから避難してきた人の日本での生活を支援しようと、子どもの教育支援を行う団体が、日本語の簡単な会話や単語をウクライナ語に訳した辞書を作成しました。

この辞書は公益財団法人「海外子女教育振興財団」が作成したもので、政府専用機でウクライナから避難してきた人たちが到着するのに合わせて、5日から財団のホームページで公開されています。

ウクライナ語の会話文や単語の横に、同じ意味の日本語やその発音のしかたのほか、英語の訳が掲載されていて、「教室」や「体育館」など学校に通うことを想定した単語も盛り込まれています。

辞書の作成は先月下旬から進められ、日本で暮らすウクライナ人のフェスコバ・スヴィトラナさんが単語のチェックなどの監修を務めました。

フェスコバさんは「避難者にはウクライナを離れる予定が全くなかったのに、心の準備や知識もないまま日本に来る人もいると思う。日本語が分からないと学校や病院など多くの情報にたどりつけないので、辞書を役立ててほしい」と話していました。