中国 上海 新型コロナ感染者数1万3000人余 市内全域で外出制限

新型コロナウイルスの感染が拡大している中国 上海では4日、すべての市民を対象にPCR検査が行われ、1万3000人余りの感染者が確認されました。上海市当局は検査結果を分析し、今後の対応を決めるまで、市内全域で厳しい外出制限を行うとしています。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中国の上海では4日、2400万人を超えるすべての市民を対象にPCR検査を行い、無症状の人を中心に過去最多となる1万3354人の感染者が確認され、初めて1万人を超えました。

また、中国国内全体の感染者数も、無症状を含め、1万6412人に上りました。

中国政府はおととし3月末から無症状の感染者数を明らかにしているため、単純な比較はできませんが、政府が発表した1日の感染者数としては過去最多となりました。

上海市当局は先月28日から5日未明までの予定で、市内全域を主に東西2つの地域に分けて、段階的に厳しい外出制限を行ってきましたが、感染の拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

これを受けて上海市当局は、全市民のPCR検査の結果を分析し、今後の対応を決めるまで、市内全域で厳しい外出制限を行うとしていて、市民生活や企業活動などにさらに影響が広がることが懸念されています。