上海 コロナ感染が連日過去最多に 市内全域で厳しい外出制限

新型コロナウイルスの感染者数が連日、過去最多を更新している中国 上海では4日にすべての市民を対象にPCR検査が行われ、市の当局は検査結果を分析し、今後の対応を決めるまで市内全域で厳しい外出制限を行うと発表しました。

中国では3日、新型コロナウイルスの感染者数が1万3137人にのぼり、このうち最大の経済都市 上海では9006人と3日連続で過去最多を更新しました。

上海市当局は、先月28日から5日未明までの予定で市内全域を主に東西2つの地域に分け段階的に厳しい外出制限を行ってきましたが、感染の拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

これを受けて市の当局は4日、2400万人を超えるすべての市民を対象にPCR検査を行い、検査結果を分析し今後の対応を決めるまで暫定的に市内全域で外出制限を行うと発表しました。

上海では当初、経済活動への影響も考慮して段階的に外出制限を行い、期間もほかの都市と比べて短く設定したとみられますが、外出制限の長期化によって市民生活や企業の生産などに大きな影響が出ています。