レーザー光線を出す機器を複数使えば認識できる範囲が広がり、2台の機器を使うと、およそ300メートル先にある物体も認識できるということです。
今後、自動運転の車などに搭載することを想定しています。
東芝研究開発センターの崔明秀上席研究員は「画像を認識するカメラにはない特徴があり、歩行者や道路上の障害物をいち早く察知できる。インフラの監視にも活用したい」と話しています。
また、キヤノンが開発したセンサーは暗いところでも色を識別できます。
微弱な光にも反応する特殊な画素を、1センチ四方ほどの小さなスペースに300万以上組み込んでいて、このセンサーをカメラに搭載すれば、暗闇の中でも色や形を識別できるということです。
会社では、自社の防犯カメラに搭載する計画です。
自動運転の車やインフラ点検を効率的に進めるため、こうしたセンサーのニーズは高まっていて、各社の間で開発が活発になっています。

暗いところでも形や色を認識 高性能センサー開発進む
暗いところでも物体の形や色を認識できる、高性能なセンサーの開発がメーカーの間で進んでいて、自動運転やインフラの点検などへの活用が期待されています。
このうち、東芝の技術は、レーザー光線の反射を利用して、暗いところでも物体を認識する仕組みです。
