国際

キーウ市長 単独インタ「ショックで一生忘れられない光景」

ウクライナの首都キーウ、ロシア語でキエフのクリチコ市長は5日、オンラインでNHKのインタビューに応じ、ロシア軍の撤退後、多くの市民の遺体が見つかったキーウ北西の町ブチャの惨状について「とてもショックで一生忘れられない光景だ」と語りました。
このなかでクリチコ市長は今月3日と4日の2日間にわたって訪れたブチャの様子について、すべての建物が破壊され、路上に多くの遺体が放置されていたと明らかにしました。

そのうえで「これはウクライナの国民に対するジェノサイドだ。ロシア軍は女性や子どもを殺した。『子ども』と大きな文字で書かれ、白旗を掲げた多くの車が路上にあった。避難しようとした人々をロシア軍は銃撃したのだ」と述べ、ロシア軍が無差別に民間人を標的にしたと非難しました。

そして「父親や母親がいて、家族がいるはずの人間がどうしてこんなことができるのか。とてもショックで一生忘れられない光景だ」とひと言ひと言、絞り出すように話しました。

また、ロシア側が「ウクライナがうその情報を流している」として、関与を否定していることについては、「ロシアは常にうそをつき、信じることはできない。ロシアは自分たちがやったすべてのことに責任があるし、全世界がこの恐ろしい出来事を見ている」と述べました。

一方、ロシア軍から奪還した首都キーウ周辺の状況については「まだサイレンは昼夜を問わず鳴っている。ロシアはいつでもわれわれの町を攻撃することができるということだ。そのため、戻りたいという人にも1週間かそれ以上、待つように言っている。首都キーウを占拠するという目標は、まだロシア政府の頭の中にある」と警戒感を崩しませんでした。

そのうえで「われわれに選択肢はない。子どもたちのため、未来のため、自分たちの国のため、そして、世界の民主主義のために戦わなければならない」とあくまでもロシアと対決する姿勢を強調しました。

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