ウクライナ避難民20人 政府専用機で5日昼ごろ日本到着へ

ウクライナからの避難民20人を乗せた政府専用機は5日昼ごろ、日本に到着する予定です。政府は、自治体や企業などとも連携しながら国内に受け入れる避難民をきめ細かく支援していく方針です。

ウクライナからの避難民の受け入れを進めるため、岸田総理大臣の特使として、今月2日からポーランドを訪れていた林外務大臣は、避難民の滞在施設を視察するなどして現地の実情を把握するとともに、ドゥダ大統領ら政府要人と会談し避難民の支援で連携していくことを確認しました。

一連の日程を終えた林大臣は、記者団に対し「ロシアによる侵略によって祖国を追われた避難民の厳しい状況を目の当たりにし、一日も早く元の生活に戻れるように、日本政府として国際社会と連携しながら、最大限の支援を行っていかなければならないという思いを新たにした」と述べ、日本への避難を希望しているものの、自力での渡航手段の確保が困難な20人を人道的な観点から政府専用機の予備機に乗せ、受け入れることを表明しました。

そして「故郷から遠く離れた日本でも安心して過ごせるよう最大限サポートしていく」と強調しました。

避難民を乗せた政府専用機は、日本時間の4日夜11時半すぎにポーランドを出発し、5日昼ごろ、羽田空港に到着する予定で、20人は検疫や入国手続きを経て、国内での滞在先に移動することになっています。

政府は、自治体や企業などとも連携しながら今回の20人も含め、国内に受け入れるすべての避難民をきめ細かく支援していく方針です。