ウクライナ隣国モルドバに調査団派遣 保健医療の支援強化へ

ウクライナから多くの避難民を受け入れている隣国 モルドバに対する保健医療分野での支援の強化に向けて、政府は5日から調査団を派遣することになりました。

ロシアの軍事侵攻を受けて、ウクライナから周辺国に避難する人は増え続けていて、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、隣国 モルドバにも今月3日の時点で、およそ39万人が避難しています。

政府は、モルドバは周辺国の中でも人口規模が小さく、保健医療分野でとりわけ大きな負担がかかっているとして、支援の加速に向けて、5日から、内閣府と外務省の職員4人による調査団を現地に派遣することになりました。

調査団は1週間程度、現地に滞在し、WHO=世界保健機関をはじめとした国際機関と連携しながら、現場の実情や支援のニーズを把握したうえで、医師や看護師の派遣といった人的貢献も含め、具体的な支援策の検討を急ぐことにしています。