全国知事会 “感染高止まりしている” 政府に戦略提示求める

新型コロナ対策をめぐり、全国知事会の平井会長は、後藤厚生労働大臣とオンラインで意見を交わし、新規感染者数が高止まりしているとして、今後の戦略を示すよう求めました。

この中で、全国知事会の平井会長は「オミクロン株の流行は決して終わったわけではなく、新規感染者数の高止まりが続いている。戸惑っているというのが正直なところで、これからどうすればいいのか、政府も戦略を提示し、柔軟かつ機動的な応援をしてほしい」と求めました。

また、ワクチン接種について、12歳から17歳までの3回目接種に必要なファイザーのワクチンを追加で確保するとともに、4回目接種の考え方や、具体的な日程を早急に示すよう要請しました。
これに対し、後藤厚生労働大臣は「今後『BA.2』系統に置き換わりが進むことが見込まれ、感染状況を引き続き注視する必要がある。最大限の警戒をしつつ、安全安心を確保しながら、可能なかぎり日常の生活を取り戻すために必要な対策を講じていきたい」と述べました。

また、高齢者施設などで感染者が確認された場合には、24時間以内に感染拡大防止や業務継続の支援にあたるチームを派遣するとともに、すべての施設で医師や看護師による往診などが行える体制を確保するよう求めました。