フォークランド紛争40年 アルゼンチン 英に対話通じ返還求める

アルゼンチンとイギリスが南大西洋の諸島の領有権をめぐり武力衝突したフォークランド紛争から2日で40年となりました。アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を念頭に、対話を通じてイギリス側に返還を求めていく考えを示しました。

フォークランド紛争は、1982年にイギリスが実効支配する南大西洋の諸島に領有権を主張するアルゼンチンが侵攻して始まり、2か月余りの戦闘の末、イギリスが勝利しました。

軍事侵攻が始まってからちょうど40年となった2日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは、当時従軍した退役軍人などが出席して記念の式典が開かれました。

フェルナンデス大統領は、アルゼンチンが「マルビナス諸島」と呼ぶフォークランド諸島の領有権を改めて主張し、「われわれの領土の一部であり、決して屈服しない」と強調しました。

その一方で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を念頭に「世界はヨーロッパでの戦争に深く動揺している。死や破壊の映像がメディアで繰り返し伝えられている」と述べ、対話を通じてイギリス側に返還を求めていく考えを示しました。

アルゼンチン政府はロシアとウクライナ双方にも対話による解決を促すとともに、ロシアに対して軍事行動の即時停止を求めています。