ウィル・スミスさん 映画芸術科学アカデミーを退会の意向

アメリカの映画の祭典、アカデミー賞の授賞式で、妻の容姿をからかうような発言をしたコメディアンに平手打ちをした俳優のウィル・スミスさんは、賞を主催する映画芸術科学アカデミーから退会する意向を明らかにしました。

先月27日に行われたアカデミー賞の授賞式では、賞のプレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロックさんが、脱毛症を公表しているウィル・スミスさんの妻の容姿をからかうような発言をしたことから、スミスさんが突然、ステージに上がってロックさんに平手打ちをしました。

これについて、スミスさんは1日、「私は多くの人を傷つけ、アカデミーの信頼を裏切った。私はアカデミーから退会するとともに、今後のアカデミーの判断を受け入れる」とする声明を発表し、賞を主催する映画芸術科学アカデミーから退会する意向を明らかにしました。

27日の授賞式で、スミスさんは、映画「ドリームプラン」での演技で主演男優賞を受賞しましたが、アカデミーはスミスさんに対する処分について手続きを進めるとしています。

ただ、アメリカのメディアでは「過去に問題を起こした白人のプロデューサーらは賞を剥奪されていないのに、スミスさんだけが賞を剥奪されればダブルスタンダードだ」などといったSNS上での議論も取り上げられていて、スミスさんが受賞した主演男優賞の扱いをめぐって関心が集まっています。

映画芸術科学アカデミー「申し出を受理」

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは1日、声明を発表し、「ウィル・スミスさんのアカデミーからの退会の申し出を受理した」と明らかにしました。

そのうえで、「今月18日に予定されている次の理事会に向けて、アカデミーの行動基準に違反したスミス氏に対する懲戒手続きを進めていく」としています。