IEA加盟各国 石油備蓄の追加放出について協議へ 今夜閣僚会合

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で原油の供給不足への懸念が続く中、IEA=国際エネルギー機関に加盟する日本や欧米各国などは1日夜、オンラインで閣僚会合を開いて追加の石油備蓄の放出について協議します。

記録的な高値になっているガソリン価格を抑えるためとしてアメリカのバイデン政権は31日、石油備蓄の放出を再び実施することを明らかにしました。

一日当たり100万バレルの放出を来月以降、半年間続けるとしていて、規模は過去最大となります。

そのうえでバイデン大統領は石油備蓄の追加の放出を日本など各国と協調して進めたい考えを示しました。

これについて日本時間の1日夜、IEA=国際エネルギー機関に加盟するアメリカや日本、それにヨーロッパ各国などはオンラインで閣僚会合を開き対応を協議することにしています。

ただ加盟国はロシアがウクライナに軍事侵攻したあとの先月1日、合わせて6000万バレルの石油備蓄を放出することで合意したばかりで、再びどのように歩調を合わせていくかが焦点になります。