野田少子化相 新型コロナ感染確認 首相や閣僚に濃厚接触者なし

野田少子化担当大臣はPCR検査の結果、新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

内閣府の発表によりますと、野田少子化担当大臣は1日朝、37度台前半の発熱があったということです。

このため東京都内の医療機関でPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルスの陽性が確認されました。

野田大臣は現在、都内の自宅で療養しているということです。

内閣府では野田大臣の執務室などを消毒したということで、岸田総理大臣やほかの閣僚、内閣府の職員に濃厚接触者はいないということです。

閣僚で感染が確認されたのは初めてで国会議員では45人目になります。

一方、野田大臣が所管する、子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」を設置するための法案について、与党側は来週7日の衆議院本会議での審議入りを野党側に提案していますが、野田大臣が対応できなくなったことで審議日程がずれ込む見通しです。

松野官房長官「万全の体制をとる」

松野官房長官は1日午後の記者会見で「閣僚は国政上の重責を担う立場にありマスクの着用の徹底や手洗いの慣行などの基本的な感染対策をしっかりと行うことが重要で、機会をとらえて周知を徹底している。感染が疑われる場合には閣議は欠席することなどによりほかの閣僚に感染が拡大することのないよう速やかに対応している。引き続き感染対策を徹底し、感染した場合でも適切に行政事務を継続できるよう万全の体制をとっていく」と述べました。

自民 高木国会対策委員長「野党と協議中」

自民党の高木国会対策委員長は記者団に「こども家庭庁」を設置するための法案の扱いについて「来週にも審議入りしたいという思いで進めてきたが、いつ、どのような形でやるかを野党と協議している。来週7日は野田大臣が対応できないので野田大臣が国会に出られるようになってからだ」と述べました。