カード不正利用による被害額 去年は330億円余で過去最悪

去年1年間のクレジットカードの不正利用による被害額が330億円余りに上り、過去最悪だったとする調査結果を日本クレジット協会がまとめました。

日本クレジット協会によりますと、去年1年間のクレジットカードの不正利用の被害額はおととしより、およそ3割増えて330億1000万円となり、統計を取り始めた1997年以降、最悪になったということです。

被害の内訳をみますと、不正に入手したカード番号が使われる「番号の盗用」による被害が311億7000万円と全体の94.4%を占めています。

このほか、紛失や盗まれたカードによる不正利用による被害が16億9000万円、カードの偽造による被害は1億5000万円となっています。

特にカード番号の盗用の被害額は、前の年よりもおよそ4割増えていて、その原因の一つに、メールなどを送りつけて偽のウェブサイトなどに誘導し、カード番号やパスワードなどを盗み取る「フィッシング詐欺」の増加があると見られています。

フィッシング対策協議会によりますと、去年はフィッシング詐欺に関する報告件数が前の年の2倍以上の52万6500件にのぼり、過去最多となったということです。

調査を行った日本クレジット協会は、「カードの利用後は利用明細を確認し、使った覚えのない支払いがあった場合は、速やかにカード会社に連絡をしてほしい」と呼びかけています。