多くの企業で入社式 式典取りやめたおととし入社社員と合同も

新年度が1日からスタートし、多くの企業で入社式が行われました。

このうち、東京 港区のコンサートホールで行われた大手飲料メーカー、サントリーのグループの入社式には、新しく入社した180人余りに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大で式典が取りやめとなった、おととし入社のおよそ250人も出席しました。

会社では、感染拡大は続いているものの、経済活動の正常化に向けた動きも広がっていることから合同での入社式を決めたということです。
出席した社員は「入社式」と書かれた看板の前で写真を撮ったり、式典にあわせて行われたオーケストラによるクラシック音楽のコンサートを楽しんだりしていました。

おととし入社した女性社員は「同期全員と会う機会がほとんどなかったので、こうして、みんなで集まる機会ができてうれしいです。入社3年目になりますが、新しい気持ちで頑張ります」と話していました。

また、ことし入社した男性社員は「先輩と合同の入社式と聞いて、最初は驚きましたが、せっかくなので仕事の話も聞けたらいいなと思います」と話していました。

会社の人事担当の成瀬雅昭部長は「入社3年目の社員は、新型コロナで入社当時から大変な思いをしたと思うが、そうした苦労をバネに、いろんな挑戦をしてほしい」と話していました。