米大統領 みずからのワクチン4回目接種公開し追加接種呼びかけ

アメリカでファイザーとモデルナの新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種が50歳以上を対象に始まったことを受けて、バイデン大統領はみずからが接種を受ける様子を報道陣に公開し国民に追加の接種を呼びかけました。

アメリカのFDA=食品医薬品局は29日、ファイザーとモデルナのワクチンについて最初の追加接種から4か月以上がたった50歳以上の人を対象に通算で4回目となる2回目の追加接種を許可しました。

接種が始まったことを受けバイデン大統領は30日、みずからの4回目の接種の様子を報道陣に公開しました。

バイデン大統領は「われわれは新たな節目を迎えた。コロナが終息したわけではないが生活を支配されることはもうなくなった」と述べるとともに国民に対して追加の接種を受けるよう呼びかけました。

アメリカでは新規の感染者数がことし1月半ばごろにピークを迎えたのを境に減少傾向にあり、バイデン政権は今月、ワクチン接種率の向上や変異ウイルスへの備えを進めることで経済や社会の活動を止めずに日常生活を取り戻していくとする新たな対策を発表しています。