熱海土石流 県の検証委 中間報告「盛り土が発生源 ほぼ確実」

静岡県熱海市で起きた土石流の原因を調査する県の委員会は中間報告を公表し、土石流の起点にあった盛り土に地下を通って水が流れ込んでいたとする分析を明らかにしました。難波副知事は水が集まりやすい場所に不適切な工法で盛り土が造成されたことが崩壊につながったとして「盛り土が土石流の発生源であったことはほぼ確実だ」とする見解を示しました。

去年7月に熱海市で起きた大規模な土石流災害で、静岡県は検証委員会を設置して原因の調査を進め、29日、中間報告を公表しました。

それによりますと、土石流の起点にあった盛り土の山側に位置する鳴沢川の流域から水が地下を通ってその下流の逢初川の流域に流れ、それが盛り土に流れ込んだと分析しています。

また県による聞き取り調査で盛り土に関係した一部の業者が「盛り土の斜面から365日水がしみ出し、場所によっては水たまりもあった。全体がぐしゃぐしゃだった」と証言していたことも明らかになりました。

これについて難波副知事は会見で、水が非常に集まりやすく、本来、盛り土を造成すべきでない場所に不適切な工法で盛り土が造られたことなどが崩壊の原因だとして「盛り土が土石流の発生源であったことはほぼ確実だ」とする見解を示しました。

県の委員会は土石流の発生から1年となることし7月3日までに最終報告を取りまとめたいとしています。