中国 アフガン情勢めぐる外相会議あす開催 ロシア外相も出席へ

中国政府は、アフガニスタン情勢をめぐる近隣諸国の外相会議を30日から開催します。ロシアのラブロフ外相も出席する見通しで、両国の外相がウクライナ情勢をめぐって意見を交わす可能性もあるとして注目されています。

中国外務省によりますと、アフガニスタン情勢をめぐる近隣諸国の外相会議が30日と31日の2日間、内陸部の安徽省で開かれ、中国の王毅外相をはじめ、ロシアやパキスタン、イランなど7か国の外相や代表が参加する予定です。

中国にあるロシア大使館は、この会議にラブロフ外相が出席するとしていて、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってからロシアの閣僚が中国を訪れるのは初めてです。

軍事侵攻を続けるロシアに対して欧米各国などの制裁が強まる中、ラブロフ外相と友好国・中国の王毅外相がウクライナ情勢をめぐって直接意見を交わす可能性もあるとして注目されています。

また、中国外務省の汪文斌報道官は29日の記者会見で、この外相会議とは別に、アメリカを加えた、中国、ロシア、それにパキスタンの4か国の特別代表などがアフガニスタン情勢について話し合う会合も開催することを明らかにしました。