国内の在留外国人 約276万人 新型コロナの影響で2年連続減少

去年末の時点で日本に在留する外国人は、およそ276万人で、新型コロナウイルスの影響で前の年と比べて12万6000人余り少なくなり、2年連続で減少しました。

出入国在留管理庁によりますと、去年末の時点で日本に在留する外国人は276万635人で、新型コロナウイルスの影響で新規入国者が減少したことから、前の年と比べて12万6481人少なくなり2年連続で減少しました。

在留資格別では「永住者」が83万1157人と最も多く、次いで「特別永住者」の地位をもって在留する人が29万6416人「技能実習」が27万6123人でした。

一方、去年1年間に不法滞在などで国外退去などの処分を受けた外国人は前の年より2000人余り多い1万8012人で、このうち7割余りの1万3255人が農業や建設業などで不法に就労していました。

不法に就労していた人を都道府県別で見ますと千葉県が2064人で最も多く、次いで茨城県が1973人、埼玉県が1632人でした。

このほか強制送還された人は4122人で、新型コロナの影響で航空便が減少したことから前の年より1300人余り減少しました。