立民 「コロナかかりつけ医」制度導入に向けた法案提出

新型コロナ対策をめぐり立憲民主党は、重症化リスクの高い人が事前に登録した医師から検査や薬の処方などが受けられる制度を導入するための法案を衆議院に提出しました。

立憲民主党が衆議院に提出した法案では、高齢者や基礎疾患のある人など新型コロナの重症化リスクの高い人が、あらかじめ地域の医師を「コロナかかりつけ医」として登録するとしています。

そして「コロナかかりつけ医」が検査や薬の処方、ほかの病院への入院が必要になった場合の保健所との調整などにあたることができるよう国に対し制度の整備を義務づけています。

法案の提出後、立憲民主党の中島克仁 衆議院議員は記者会見し「変異株や第7波の懸念がある中、自宅で放置されたまま亡くなる人を二度と出さないための法案だ」と述べました。

一方、会見には新型コロナに感染した弟を自宅で亡くし、法整備の必要性などを訴えている女性がオンラインで参加し「早い段階から医療につながることが『自宅放置死』という悲劇を繰り返さないための一歩になる」と述べました。