日野自動車 不正データ提出問題 国が初の認証取り消し

トラックメーカーの日野自動車がエンジンの排出ガスの不正なデータを国に提出していた問題で、国は生産に必要な認証を取り消しました。国の処分は初めてで日野自動車は少なくとも数か月、対象のエンジンを搭載した車を生産できなくなる見通しです。

日野自動車が製造する4種類のエンジンの排出ガスや燃費についての不正なデータを国に提出して生産に必要な「型式認証」を取得していた問題で国は29日、エンジンを搭載しているバスやトラックについて認証を取り消しました。

対象にはトヨタ自動車といすゞ自動車が生産するバスも含まれていて、国が認証を取り消す処分を行うのは初めてです。

すでに生産された車には取り消しの効力は及びませんが、日野自動車は対象のエンジンを積んだ車は国内販売の35%にのぼるとしていて、認証を取り直すまで少なくとも数か月は生産できなくなる見通しです。

認証の取り直しに当たっては国が日野自動車のデータの測定に立ち会うことに加え、会社が作成する再発防止策が妥当かどうかや管理体制が適切かどうか、不正がないかなどを確認して判断することにしています。

国土交通省はこの処分とは別に過去にさかのぼって一連の不正がいつから行われていたかなど、詳しい調査を続ける方針です。

日野自動車「処分を重く受け止める」

日野自動車は「お客様をはじめとする関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけし改めておわび申し上げます。今回の処分を重く受け止め、今後真摯(しんし)に対応していきます」とコメントしています。