
新型コロナワクチン 4回目接種は必要?今後も打ち続けるの?
新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種に向けた準備が始まりました。
まだ3回目の接種が終わっていない人も多いのに、4回目の接種は必要なのか。
3回目までで効果はあるはずだったのでは?
今後、また打ち続けないといけないのか、4回目接種に関する情報をまとめました。
(3月29日現在)
4回目接種の準備始まるも…
日本国内でのワクチンの接種率は、2022年3月下旬の時点で、高齢者では3回目の追加接種を終えた人が80%を超えましたが、全体では40%ほどにとどまっています。

その中で、早くも、政府は4回目の接種の実施を視野に、必要なワクチンの確保を行うことを、新型コロナ対策の基本的対処方針に盛り込みました。
そして、3月25日には、厚生労働省が全国の自治体に向けて、5月下旬をめどに、接種券の印刷などの発送準備や会場の手配などを終えるよう通知しました。
準備は始まりましたが、3月下旬の段階で、日本国内では4回目の接種の承認申請が行われておらず、接種を行うことも正式には決まっていない段階です。
そして、3月25日には、厚生労働省が全国の自治体に向けて、5月下旬をめどに、接種券の印刷などの発送準備や会場の手配などを終えるよう通知しました。
準備は始まりましたが、3月下旬の段階で、日本国内では4回目の接種の承認申請が行われておらず、接種を行うことも正式には決まっていない段階です。
4回目接種は必要なのか
4回目接種は必要なのか、専門家の意見を聞いてみました。

厚生労働省の専門家会合の脇田隆字 座長は3月23日、「3回目の接種の効果が一定の期間がたつと低減することは、すでに報告されている。基礎疾患がある人や高齢者など重症化リスクのある人への4回目接種は、おそらく必要になるのではないかと想定している。3回目よりは接種間隔が短くなる可能性もあるので、間に合うように準備も促す必要もある」と述べました。
また、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎 特任教授は、4回目の接種の準備を今から始めておかなければ、ワクチンや接種する場所の確保の問題が起きる可能性があると指摘します。

濱田篤郎 特任教授
「3回目の接種も、本来ならもっと早く始まるはずだった。3回目の接種がなかなか進まなかった経験から、早めの準備が大切だ。多くの人にとって4回目接種を意識するのはもう少し先になると思うが、少なくとも行政面では準備だけでも早めに進める必要がある」。
「3回目の接種も、本来ならもっと早く始まるはずだった。3回目の接種がなかなか進まなかった経験から、早めの準備が大切だ。多くの人にとって4回目接種を意識するのはもう少し先になると思うが、少なくとも行政面では準備だけでも早めに進める必要がある」。
3回の接種で十分だったのでは?
今行われている3回目の接種も、2回の接種のあと、時間が経過して下がったワクチンの効果を再び上げるために行うとされてきました。
それで十分だったはずでは?
それで十分だったはずでは?

しかし、今や、世界の新型コロナウイルスのほぼすべてを占めるに至ったオミクロン株に対しては、3回目接種の効果はそれまでのデルタ株などに対してと比べると低く、さらに時間がたつごとに効果が下がっていくことが分かっています。
イギリスの保健当局のデータによりますと、オミクロン株の場合、ワクチンを接種していない人と比べて入院に至るのを防ぐ効果は、ファイザーのワクチンを2回接種したあと、ファイザーのワクチンを追加接種すると2週から4週間後にはおよそ90%でしたが、10週から14週間後にはおよそ75%と、やや下がりました。
モデルナのワクチンを追加接種すると、9週間後までで90%から95%となっています。
イギリスの保健当局のデータによりますと、オミクロン株の場合、ワクチンを接種していない人と比べて入院に至るのを防ぐ効果は、ファイザーのワクチンを2回接種したあと、ファイザーのワクチンを追加接種すると2週から4週間後にはおよそ90%でしたが、10週から14週間後にはおよそ75%と、やや下がりました。
モデルナのワクチンを追加接種すると、9週間後までで90%から95%となっています。

一方、発症を防ぐ効果は、ファイザーのワクチンを2回接種したあと、ファイザーかモデルナのワクチンを追加接種すると、3回目の接種から4週間後で60%から75%でしたが、15週間後以降では25%から40%に下がっています。
3回目の接種で重症化して入院に至るリスクを下げる効果は一定程度維持されるものの、発症を防ぐ効果は比較的早く下がることがわかってきています。
3回目の接種で重症化して入院に至るリスクを下げる効果は一定程度維持されるものの、発症を防ぐ効果は比較的早く下がることがわかってきています。
4回目接種先行する海外 その効果は
海外ではすでに4回目の接種を進めているところがあります。
イスラエルやイギリス、フランスなどは、医療従事者や高齢者などを対象に接種。
また、感染者数が急増している韓国も重症化リスクの高い人などを対象に始めています。
イスラエルやイギリス、フランスなどは、医療従事者や高齢者などを対象に接種。
また、感染者数が急増している韓国も重症化リスクの高い人などを対象に始めています。

イスラエルで医療従事者を対象に行われている4回目接種の効果について、3月16日、国際的な医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に研究結果が発表されました。
イスラエル保健省などの研究グループは、4回目にファイザーのワクチンを接種した154人と、モデルナのワクチンを接種した120人について、3回接種の人と比較して分析しました。
4回目の接種のあとでは、中和抗体の値は10倍程度に上昇し、3回目の接種を終えたあとをやや上回る水準になりました。
ファイザーとモデルナのワクチンで差は見られなかった一方、オミクロン株の働きを抑える働きは、従来型のウイルスを抑える働きと比べると、10分の1程度にとどまっていました。
また、無症状を含めた感染は
3回接種の人では25.0%で確認され
4回目に
▽ファイザーのワクチンを接種した人では18.3%
▽モデルナのワクチンを接種した人では20.7%で確認されました。
その結果、4回目の接種によって、無症状を含めた感染を防ぐ効果は
3回接種の人と比較した場合
▽ファイザーのワクチンで30%
▽モデルナのワクチンで11%
また、発症を防ぐ効果は
▽ファイザーのワクチンで43%
▽モデルナのワクチンで31%と推計されるとしています。
一方、副反応の割合は、2種類のワクチンを合わせた全体で
▽局所の痛みが78.8%
▽けん怠感が33.2%
▽筋肉痛が24.5%
▽頭痛が21.5%
▽37度5分を超える発熱は6.6%などどなっていて
多くの人で何らかの症状が出たものの、大きな影響はなかったとしています。
研究グループは「3回目の接種までで免疫は完成されていて、その後低下するが、4回目の接種で回復すると考えられる」とした一方、「4回目接種は健康で若い医療従事者にはわずかな利益しかない可能性がある」としています。
ファイザーは3月15日、このデータを分析した結果、60歳以上の人では、3回目の接種から4か月以上たったあとで4回目の接種を受けると、感染が確認される人は半分に、重症化する人は4分の1になったと発表しています。
こうした結果をもとに、ファイザーとモデルナは3月中旬、アメリカの規制当局に対し、4回目の接種の緊急使用の許可を申請しました。
イスラエル保健省などの研究グループは、4回目にファイザーのワクチンを接種した154人と、モデルナのワクチンを接種した120人について、3回接種の人と比較して分析しました。
4回目の接種のあとでは、中和抗体の値は10倍程度に上昇し、3回目の接種を終えたあとをやや上回る水準になりました。
ファイザーとモデルナのワクチンで差は見られなかった一方、オミクロン株の働きを抑える働きは、従来型のウイルスを抑える働きと比べると、10分の1程度にとどまっていました。
また、無症状を含めた感染は
3回接種の人では25.0%で確認され
4回目に
▽ファイザーのワクチンを接種した人では18.3%
▽モデルナのワクチンを接種した人では20.7%で確認されました。
その結果、4回目の接種によって、無症状を含めた感染を防ぐ効果は
3回接種の人と比較した場合
▽ファイザーのワクチンで30%
▽モデルナのワクチンで11%
また、発症を防ぐ効果は
▽ファイザーのワクチンで43%
▽モデルナのワクチンで31%と推計されるとしています。
一方、副反応の割合は、2種類のワクチンを合わせた全体で
▽局所の痛みが78.8%
▽けん怠感が33.2%
▽筋肉痛が24.5%
▽頭痛が21.5%
▽37度5分を超える発熱は6.6%などどなっていて
多くの人で何らかの症状が出たものの、大きな影響はなかったとしています。
研究グループは「3回目の接種までで免疫は完成されていて、その後低下するが、4回目の接種で回復すると考えられる」とした一方、「4回目接種は健康で若い医療従事者にはわずかな利益しかない可能性がある」としています。
ファイザーは3月15日、このデータを分析した結果、60歳以上の人では、3回目の接種から4か月以上たったあとで4回目の接種を受けると、感染が確認される人は半分に、重症化する人は4分の1になったと発表しています。
こうした結果をもとに、ファイザーとモデルナは3月中旬、アメリカの規制当局に対し、4回目の接種の緊急使用の許可を申請しました。
専門家 “4回目の接種 急ぐ必要はないが”
免疫学が専門で、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之 招へい教授は、4回目の接種について、イスラエルのデータなどからは、重症化を予防する効果がいったん下がっても、再び上がることが期待できるとしています。

宮坂昌之 招へい教授
「4回目の接種後には、中和抗体の値は一定の水準まで上昇していて、免疫学の観点からは十分なレベルだと考えている。また、ワクチンの効果をみるときには、免疫細胞がウイルスを攻撃する『細胞性免疫』についても考えるべきだが、ファイザーの発表では、重症化を防ぐ効果は出ていて、ワクチンとしての役割は十分に果たすことが期待できる」
「高齢者のほか、糖尿病や心疾患など基礎疾患のある人は、免疫が特に下がる可能性があり、4回目の接種の対象となる可能性が高いと思う。今後さらに病原性や感染性が高い変異ウイルスが現れる可能性もある。あわてて4回目の接種をする必要はないが、いまから準備しておかないと対応できないので、準備をしておくことは大切だ」
「4回目の接種後には、中和抗体の値は一定の水準まで上昇していて、免疫学の観点からは十分なレベルだと考えている。また、ワクチンの効果をみるときには、免疫細胞がウイルスを攻撃する『細胞性免疫』についても考えるべきだが、ファイザーの発表では、重症化を防ぐ効果は出ていて、ワクチンとしての役割は十分に果たすことが期待できる」
「高齢者のほか、糖尿病や心疾患など基礎疾患のある人は、免疫が特に下がる可能性があり、4回目の接種の対象となる可能性が高いと思う。今後さらに病原性や感染性が高い変異ウイルスが現れる可能性もある。あわてて4回目の接種をする必要はないが、いまから準備しておかないと対応できないので、準備をしておくことは大切だ」
接種間隔には注意?
もし、4回目の接種を行うとしたらいつ?
そして、急いで行わないといけないのでしょうか?
4回目の接種について
▽イギリスは、追加接種から6か月以上がたった75歳以上の人や、介護施設に住む高齢者、それに12歳以上の免疫不全の人に
▽フランスでは、追加接種から3か月以上たった80歳以上の人などに
▽ドイツでは、追加接種から3か月以上たった70歳以上の人や介護施設の入所者、5歳以上の免疫不全の人、それに6か月以上たった医療従事者などに接種を推奨しています。
また
▽イスラエルでは追加接種から4か月以上たった60歳以上の人や医療従事者、それに18歳以上の免疫不全の人などに
▽韓国では追加接種から4か月以上がたった重症化リスクが高い基礎疾患のある人や入院患者や医療従事者を対象としています。
そして、急いで行わないといけないのでしょうか?
4回目の接種について
▽イギリスは、追加接種から6か月以上がたった75歳以上の人や、介護施設に住む高齢者、それに12歳以上の免疫不全の人に
▽フランスでは、追加接種から3か月以上たった80歳以上の人などに
▽ドイツでは、追加接種から3か月以上たった70歳以上の人や介護施設の入所者、5歳以上の免疫不全の人、それに6か月以上たった医療従事者などに接種を推奨しています。
また
▽イスラエルでは追加接種から4か月以上たった60歳以上の人や医療従事者、それに18歳以上の免疫不全の人などに
▽韓国では追加接種から4か月以上がたった重症化リスクが高い基礎疾患のある人や入院患者や医療従事者を対象としています。

厚生労働省は、4回目の接種の時期は、3回目から6か月後を基本としつつ、海外の動向を踏まえて検討するとしています。
接種の間隔について、大阪大学の宮坂 招へい教授は一定程度の時間をおいて接種した方が効果が高いと指摘しています。
免疫細胞の一種で抗体を作る「B細胞」が3回目の接種後に活性化されているため、4回目の接種はさらに時間をおいてB細胞が成熟するのを待ったうえで行うほうが、幅広い変異ウイルスに対応できる抗体を作ることができる可能性が高いとしています。
接種の間隔について、大阪大学の宮坂 招へい教授は一定程度の時間をおいて接種した方が効果が高いと指摘しています。
免疫細胞の一種で抗体を作る「B細胞」が3回目の接種後に活性化されているため、4回目の接種はさらに時間をおいてB細胞が成熟するのを待ったうえで行うほうが、幅広い変異ウイルスに対応できる抗体を作ることができる可能性が高いとしています。
宮坂 招へい教授
「3回目の接種のあと、あまりに短期間で4回目の接種を行うのは、免疫学の観点から考えると効果が低い。間隔を十分にあけて接種を行うことで質のいい抗体ができる」
「3回目の接種のあと、あまりに短期間で4回目の接種を行うのは、免疫学の観点から考えると効果が低い。間隔を十分にあけて接種を行うことで質のいい抗体ができる」
ワクチン接種 繰り返さないといけないのか?
ワクチンは今後、さらに何度も接種する必要が出てくるのか。
大阪大学の宮坂 招へい教授は、私たちの社会が、ワクチンに感染を防ぐ効果を求めるのか、重症化を防ぐ効果を求めるのかによって対応が異なってくると指摘しています。
宮坂 招へい教授
「新型コロナウイルスに対する免疫は持続期間が短く、免疫のレベルはとても高いわけではなさそうだということが分かってきた。インフルエンザワクチンのように、ある程度の感染者は出るけれども、重症者の発生は抑えることができる戦略でいいのではないか。ワクチンを接種していても軽い感染は起きてしまうが、重症化しない。うまくいけば1年に1回の接種で済むようになるのではないかと期待している。ただ、それでも、重症化リスクが高い人は、もう少し頻回に追加接種が必要かもしれない。副反応を減らしながら効果を得るためには、どの程度の接種量と間隔がいいのか、4回目や5回目の接種を想定し、日本でも臨床試験などで確認するべきだ」
大阪大学の宮坂 招へい教授は、私たちの社会が、ワクチンに感染を防ぐ効果を求めるのか、重症化を防ぐ効果を求めるのかによって対応が異なってくると指摘しています。
宮坂 招へい教授
「新型コロナウイルスに対する免疫は持続期間が短く、免疫のレベルはとても高いわけではなさそうだということが分かってきた。インフルエンザワクチンのように、ある程度の感染者は出るけれども、重症者の発生は抑えることができる戦略でいいのではないか。ワクチンを接種していても軽い感染は起きてしまうが、重症化しない。うまくいけば1年に1回の接種で済むようになるのではないかと期待している。ただ、それでも、重症化リスクが高い人は、もう少し頻回に追加接種が必要かもしれない。副反応を減らしながら効果を得るためには、どの程度の接種量と間隔がいいのか、4回目や5回目の接種を想定し、日本でも臨床試験などで確認するべきだ」
厚労省分科会で慎重な意見も

4回目のワクチン接種については、3月24日に開かれたワクチンに関する厚生労働省の分科会で、準備を始めることは了承されました。
その一方で
▽「3回目までの効果や費用を評価して、4回目が本当にすべての人に必要か議論すべきだ」
▽「対象者を重症化リスクの高い高齢者やエッセンシャルワーカーに絞るべきではないか」といった意見が出たほか
▽「4回目を公的な予防接種に位置づけるかも含めて考えないといけない」
▽「海外で推奨していない国もあり、データも少ないので有効性や安全性を十分に議論すべきだ」
▽「準備をしつつやめるという選択肢も持った方がいい」といった慎重な意見も相次ぎました。
厚生労働省は、有効性や安全性に関する最新のデータなどを踏まえたうえで4回目を実際に行うかどうか引き続き議論するとしています。
その一方で
▽「3回目までの効果や費用を評価して、4回目が本当にすべての人に必要か議論すべきだ」
▽「対象者を重症化リスクの高い高齢者やエッセンシャルワーカーに絞るべきではないか」といった意見が出たほか
▽「4回目を公的な予防接種に位置づけるかも含めて考えないといけない」
▽「海外で推奨していない国もあり、データも少ないので有効性や安全性を十分に議論すべきだ」
▽「準備をしつつやめるという選択肢も持った方がいい」といった慎重な意見も相次ぎました。
厚生労働省は、有効性や安全性に関する最新のデータなどを踏まえたうえで4回目を実際に行うかどうか引き続き議論するとしています。
今は4回目の準備をしつつ まずは3回目を
議論の一方で、準備が進む4回目のワクチン接種。
東京医科大学の濱田 特任教授は「重症化リスクの高い高齢者や、医療従事者などは3回目の接種後、半年ほどたった段階で行うのがよいのではないか」としつつも、今優先すべきは、3回目の接種率を少なくとも5割以上まで上げることだと強調しています。
東京医科大学の濱田 特任教授は「重症化リスクの高い高齢者や、医療従事者などは3回目の接種後、半年ほどたった段階で行うのがよいのではないか」としつつも、今優先すべきは、3回目の接種率を少なくとも5割以上まで上げることだと強調しています。
濱田 特任教授
「西ヨーロッパでは規制の緩和によって、感染がやや増加しているが、追加のワクチン接種率が5割を超え、感染者は出ても重症化する人が少ないから規制の緩和が可能になっている。日本では3回目の接種率が3割を超えたくらいの段階なので、今後、社会や経済を動かしていくための出口戦略を目指すうえでも、4月から5月くらいまでには、5割以上に持っていくことがまずは大事だ。マスクをする、人との距離を取るといった方法をうまく使いながら行事を実施するなど、対策を取りつつ、日常の生活に戻していくことが当面の課題だ」。
「西ヨーロッパでは規制の緩和によって、感染がやや増加しているが、追加のワクチン接種率が5割を超え、感染者は出ても重症化する人が少ないから規制の緩和が可能になっている。日本では3回目の接種率が3割を超えたくらいの段階なので、今後、社会や経済を動かしていくための出口戦略を目指すうえでも、4月から5月くらいまでには、5割以上に持っていくことがまずは大事だ。マスクをする、人との距離を取るといった方法をうまく使いながら行事を実施するなど、対策を取りつつ、日常の生活に戻していくことが当面の課題だ」。