ファーウェイ 売り上げ3割近く減 アメリカの半導体輸出規制で

中国の通信機器大手ファーウェイの去年1年間の決算は、売り上げが前の年から3割近く減少しました。
アメリカによる半導体の輸出規制の影響でスマートフォンの販売が落ち込んだためで、年間の売り上げが減少に転じたのは、業績の公表を始めてから初めてです。

28日行われた去年1年間の決算の発表会では、ファーウェイの創業者の娘で、アメリカ当局に詐欺の罪で起訴された孟晩舟副会長が、去年9月の帰国後初めてメディアの前に姿を見せました。

孟副会長の説明によりますと、去年1年間の売り上げは6368億人民元、日本円にして12兆円余りで、前の年からおよそ29%減少しました。

年間の売り上げが減少に転じたのは、業績の公表を始めた2006年以降、初めてで、アメリカによる半導体の輸出規制の影響で主力のスマートフォンなどの事業の売り上げがほぼ半分に減少したことなどが影響したということです。

一方で、収益性の高い、ネット経由でデータの保存などを行うクラウド事業が好調だったことなどから、最終的な利益は1137億人民元日本円で2兆円余りで、前の年よりおよそ76%増え、過去最高だったということです。

ファーウェイの経営をめぐってはアメリカなどの規制が続く中、このところ業績を支えていた国内での5Gの整備も一段落し、今後、事業の新たな柱をどう育てるかが課題になります。