2月の完全失業率2.7% 前月比0.1ポイント改善

先月の全国の完全失業率は2.7%で前の月と比べて0.1ポイント改善しました。一方「宿泊業・飲食サービス業」で休業者の数が増加していて、総務省は「依然として新型コロナの影響が見られ、今後の動きを注視する必要がある」としています。

総務省によりますと、先月の就業者数は6658万人で前の年の同じ月と比べて35万人減り、5か月連続の減少となりました。

完全失業者数は180万人で前の年の同じ月より15万人減り、8か月連続の減少となりました。

この結果、季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は2.7%となり、前の月と比べて0.1ポイント改善しました。

産業別の就業者数では
▽「卸売業・小売業」が前の年の同じ月から46万人減ったほか
▽「教育・学習支援業」が20万人減りました。

また仕事を持ちながら休んでいる「休業者」の数は242万人で、このうち「宿泊業・飲食サービス業」では休業者が前の月から8万人増えています。

総務省は「先月はまん延防止等重点措置が適用されていた時期で依然としてコロナの影響が見られる。措置の解除による動きを注視していく必要がある」としています。