「石油資源開発」社長 “当分の間 ロシアで新事業検討しない”

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、ロシア極東サハリンでの石油・天然ガスのプロジェクトに参画する「石油資源開発」の藤田昌宏社長は、今後、当分の間はロシアでの新たなプロジェクトは検討しないという考えを明らかにしました。

「石油資源開発」は、日本政府や大手商社などとともにサハリン北東沖での石油・天然ガスの開発・生産プロジェクト「サハリン1」に参画しています。

28日新たな経営計画の発表のため記者会見を開いた藤田社長は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、欧米の企業がサハリンの事業から相次いで撤退を表明していることについて「いちパートナーの会社がコメントすることは控えたい」と述べました。

一方、今後のロシアでの資源開発については「少なくとも現在の情勢を勘案すれば、ロシアで新しいプロジェクトを検討する状況には当分ならないのではないかと考えている」と述べて慎重な姿勢を示しました。