参院決算委 ウクライナ情勢や経済対策できょう論戦

国会では、28日、参議院決算委員会で、岸田総理大臣とすべての閣僚が出席して質疑が行われます。ウクライナ情勢や北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けた外交・安全保障政策のほか、物価の上昇を踏まえたさらなる経済対策をめぐって論戦が交わされる見通しです。

参議院決算委員会では28日、岸田総理大臣とすべての閣僚が出席して、昨年度(令和2年度)の国の決算を審議します。

この中では、ウクライナ情勢をめぐり、先のG7=主要7か国の首脳会議を受けたロシアに対する制裁措置や、ウクライナと周辺国への支援の強化などについて、与野党双方が、政府の対応を質問することにしています。

また、北朝鮮が新型のICBMなど、弾道ミサイルの発射を繰り返していることを受けた、外交・安全保障政策についても質疑が行われます。

さらに、ウクライナ情勢に伴う物価の上昇を踏まえ、岸田総理大臣が29日にも、さらなる経済対策の取りまとめを指示することに関連し、ガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」の凍結解除も含めた原油価格の高騰対策や、政府・与党が検討している年金生活者らに対する新たな給付金などについても、論戦が交わされる見通しです。