ワクチン4回目 5月下旬めどに準備完了を 厚労省 自治体に通知

新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について、厚生労働省はすべての希望者を対象とすることを想定し、5月下旬をめどに接種券などの準備を終えるよう自治体に通知しました。

厚生労働省は24日、専門家でつくる分科会で4回目の接種に向けた準備を始める方針を示し了承されました。

使用するのはファイザーとモデルナのワクチンで、3回目からの接種間隔は6か月を基本としつつ海外の動向を踏まえて検討するとしています。

これを受けて厚生労働省は25日、全国の自治体に対し、すべての希望者が対象になることを想定しておよそ2か月後の5月下旬をめどに接種券の印刷などの発送準備や会場の手配などを終えるよう通知しました。

ただ、24日の分科会では、4回目接種の目的や効果などを慎重に検討するべきだという意見が相次ぎました。

通知では「4回目接種を実施するかどうかや対象者、3回目からの接種間隔などについては、科学的知見や諸外国の実施状況も踏まえ、引き続き審議する」としていて、準備した接種券をいつ発送するかは、方針が決まり次第、速やかに知らせるとしています。