法相 ウクライナの避難民受け入れでポーランド訪問へ調整急ぐ

ウクライナからの避難民の受け入れに向けて、古川法務大臣は「現地のニーズを的確に把握することは不可欠だ」と述べ、岸田総理大臣の特使としてポーランドを訪問するための調整を急ぐ考えを示しました。

岸田総理大臣は日本時間の25日未明、訪問先のベルギーでポーランドのモラウィエツキ首相と会談し、ウクライナからの避難民の受け入れを進めるため、みずからの特使として古川法務大臣をポーランドに派遣する考えを伝えました。

これについて古川大臣は閣議のあとの記者会見で「非人道的な状況に置かれた避難民の方々に支援の手を差し伸べていくうえで、現地のニーズを的確に把握することは不可欠だ」と述べ、ポーランドを訪問するための調整を急ぐ考えを示しました。

また、ポーランドの日本大使館などの体制を強化するため「ウクライナ避難民支援チーム」を設置するとともに、出入国在留管理庁の職員2名を派遣し、日本への渡航支援のニーズについて調査を進める方針を示しました。

さらに古川大臣は、ウクライナからの避難民が日本で生活するために必要となる当面の宿泊費や食費などを支援するため、25日の閣議で今年度予算の予備費から5億2000万円を拠出することを決定したと明らかにしました。