岸田首相 避難民受け入れのため 古川法相をポーランドに派遣へ

岸田総理大臣は日本時間の25日午前1時前、訪問先のベルギーでポーランドのモラウィエツキ首相と会談し、ウクライナからの避難民の受け入れを進めるため、みずからの特使として古川法務大臣をポーランドに派遣する考えを伝えました。

この中で岸田総理大臣は「ロシアによるウクライナ侵略は、ヨーロッパにとどまらず、アジアを含む国際秩序全体の根幹を揺るがす深刻な事態であり、わがこととしてとらえ、厳しい制裁措置とウクライナへの支援を行っている」と述べました。

そのうえで両首脳は、祖国を守るため懸命に行動するウクライナの人々を断固たる決意で支援していく必要があるという認識で一致しました。

そして岸田総理大臣は、国内でのウクライナ避難民の受け入れと、生活支援のための体制を構築していると説明し、現地のニーズを的確に把握するため、みずからの特使として、古川法務大臣をポーランドに派遣する考えを伝えました。

また岸田総理大臣は、カナダのトルドー首相やNATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長とも短時間会談し、ウクライナ情勢への対応で緊密に連携していくことを確認しました。