日英首脳会談 ロシアへの制裁継続とウクライナへの支援で一致

ベルギーを訪問している岸田総理大臣は24日夜、イギリスのジョンソン首相と会談し、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対し、G7=主要7か国が協調して厳しい制裁を継続するとともに、ウクライナへの最大限の支援を行っていく方針で一致しました。

この中で、岸田総理大臣は「ウクライナの危機が日々深刻さを増す中、いまほどG7の結束が求められている時はなく、基本的価値を共有するイギリスとの緊密な連携を重視している」と述べました。

これに対し、ジョンソン首相は、岸田総理大臣のこれまでの対応を高く評価する考えを伝え、両首脳はG7が協調してロシアに対する厳しい制裁を継続するとともに、ウクライナへの最大限の支援を行っていく方針で一致しました。

また、ロシアによる軍事侵攻はヨーロッパにとどまらず、アジアを含む国際秩序全体の根幹を揺るがす深刻な事態だという認識を共有し自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、引き続き連携することを確認しました。

さらに、ことし6月にドイツで開かれるG7サミット=主要7か国の首脳会議に向けて協力していくことで一致しました。

一方、岸田総理大臣は、24日の弾道ミサイルの発射など、北朝鮮による核・ミサイル活動は、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦だと指摘し、引き続き連携して対応することを確認しました。